映画

映画

私みたいな女 愛欲姉妹

美月(朝倉ことみ)の背中には外科手術の痕と思しき大きく醜い傷痕がある。美月の両親は、結合双生児として生まれた兄と妹であり、成長した二人の体内に子供が宿ってしまう。そして結合された肉体の中で生を受けた美月もまた、結合双生児の姉妹だった。幸い、姉妹の結合部分は背中の一部のみで、共有する臓器もなかった為、分離手術ができた。そんな生い立ちを持つ美月はある病院で勤務していたが、院長の佐藤は、人工透析が必要な彼女の弱みに付け込み美月を愛人にしていた。しかし佐藤の妻・ミカヨ(涼川絢音)に不倫が発覚し、家に乗り込んできた。そして佐藤との関係を清算すると告げる美月に、ミカヨは指を詰めての謝罪を要求するのだが…
映画

巨乳だらけ 渚の乳喧嘩

ヒカリ(めぐり)は、恋人の耕平を数年前の震災で亡くしていた。しかしヒカリは今も彼の部屋を生前のままにしていて、命日には料理を作り、裸のエプロン姿で幻の耕平と新婚夫婦のように独り妄想の世界でセックスをする。だが夢から覚めると日常に戻り、漁協の仕事を黙々とこなすのであった。漁協ではヒカリの先輩で、震災の時に足を痛めて漁師を引退した石母田が、耕平の死から立ち直れないヒカリを案じながらも、彼女に好意を寄せていた。ある日、田舎道を走る石母田の車にルナ(福咲れん)という女が、抱かせてあげるから乗せてくれと頼まれる。ルナの魅力的な肉体に軽い気持ちで応じてしまう石母田であったが数日後、ルナがヒカリの妹である事を知り…。
映画

プリンセス 甘く危険な休日

小さな島国のナバリア王国。この国では王位継承者は王の定めた相手と結婚するというしきたりがあった。若く、恋に憧れる王女のマルゲリータ(羽月希)は、愛のない結婚に絶望し、自らの命を絶とうと海に入水する寸前、神の導きなのか、彼女の傍に日本のレディースコミックが流れ着いた。初めて目にする男女の濃厚な営み。それは、彼女を高揚させるには十分過ぎる材料だった。さらにマリア像が《愛する人は日本にいる》と告げた。祖国で漫画を広めたいという王女の熱意に負け、国王はマルゲリータが日本で漫画の勉強をする事を許可するのだが…。
映画

方舟の女たち

ある朝、都心に向かう電車内では3件の痴漢行為が行われていた。図書館司書の君子(竹内真琴)は優柔不断で頼まれると断れない性格の女。君子は館長の中島と不倫関係にあったが、妻にその関係が知られ、中島は君子を避けるようになり半分自棄になっていた。一方、銀行員の麻美(希島あいり)は理想の高い女で、ブランド品を身に着け、付き合う男も一流でなくては気が済まない。そんな麻美はセレブ御用達の結婚相談所で野崎という男と知り合ったのだが、野崎の金銭トラブルを救う為に顧客の定期預金を横領し、現金をカバンに忍ばせていた。そして車内にはもう一人、サソリという名の痴漢常習犯を追う捜査官の涼子(松井理子)がいたのだが…。
映画

静寂に抱かれる女

幼い一人娘を交通事故で亡くしたユリ子(朝倉ことみ)は、ショックで口が利けなくなり、夫と離婚して地方都市の小さな弁当屋でパート勤めをしていた。店主の佐藤には妻の和子(ほたる)がいたが、彼女は重度のアルコール依存症で一日中酒に溺れていた。和子のアル中と奔放さが原因で夫婦仲は冷え切り、娘の杏子(初芽里奈)もそんな両親とは一切口を利かなかった。毎日必ずシャケ弁を二つ買って行く客の山本は、暗い影を宿す無精髭の男で指名手配ポスターの犯人に似ていた。ある日ユリ子はそんな山本が気になり彼を尾行すると、たどり着いた空き地にトラックが停めてあり、中にいるマキ(真木今日子)という女に売春をさせていたのだが…。
映画

コクウ

会社の物陰でメイクを施す朋美(戸田真琴)。その目元にはセクシーなホクロがあった。朋美は闇金からの借金返済の為、街で客を引いていた。そんな朋美はいつも、身支度をする客にポイントカードと称し、カラダの好きな場所にアイライナーでホクロを書かせていた。そして客が去ると、印の上からボールペンを強く押し付け、苦痛に顔が歪む…。こうして彼女の身体に増えていく戒めのホクロ。そんなある日、大学時代の先輩であった潤と街で偶然再会し自然な流れで交際が始まる。一方会社の会議室では、朋美と仲が良い結衣(とみやまあゆみ)に社長子息の正彦が、朋美の裏の顔を暴くべく結衣に詰め寄っていたのだが…。
映画

ひまわりDays 全身が性感帯

長年フリーターのカズオは、トシエ(月本愛)という看護師の恋人ができた事をきっかけに、不動産会社への就職も決まり、トシエを紹介するべく母を東京に呼ぼうとする。しかし、勤務先の社長とトシエの浮気現場を目撃してしまい、彼女と別れると同時に会社も辞めてしまった。荒んだ気持ちのまま、スナック《ひまわり》に入ったカズオは、ホステスのミカヨ(涼川絢音)に目を奪われる。屈託無い表情で笑顔を絶やさない彼女は、まるで天使の様だった。しかしミカヨには軽い知的障害があり、店のママ・アケミ(黒木歩)がさりげなくサポートしていたが…。
映画

柔らかい檻

宏樹が運転する車が、朝の山道を走る。中には、昭二、慎吾、みゆき(青山はな)が乗っていた。彼らは全員が仕切り屋の国男が集めた一団だが、様々な過去を隠している者ばかりだった。アジトで顔を合わせた4人に下された仕事は、川野組の取引現場を急襲し大金を奪う事だった。その後、大金をせしめた車は山道を走り続け、通り掛ったかずみ(辰巳ゆい)という女を拉致する。彼女を銃で脅し、空き家の保養所に案内させて潜伏先とした。そして食事の用意をするかずみを昭二が犯す。一方、かずみに何かを感じる宏樹は、彼女に出身地を尋ねるのだが…
映画

しあわせ配達人・ユリ子

厳しい現実に悩む男達を相手に、時には家族の一員のように身の回りの世話をし、またある時はクライアントの性処理もいとわない、あらゆるサポートをする出張カウンセラー達がいる。それがNPO団体・きぼうの輪《しあわせ配達人》である。その中でもクライアントから天使のような存在と人気絶大なユリ子(朝倉ことみ)は、一年前まで平凡なOLをしていた。しかし妻子ある上司と不倫をしていて、上司の妻が第二子を妊娠したことをきっかけに友人の麻里(涼川絢音)に誘われこの仕事を始めるようになった。そんなユリ子が今日訪れたのは、妻に先立たれた後、娘にも家出され、塞ぎ込んでいる一人暮しの源五郎の家だったのだが…。
映画

ミカヨのクレヨン

《家に帰る途中、怪物に捕まったお姫様は、その怪物の館でずっと閉じ込められていた》それは、少女がクレヨンで描いた絵本の物語…《怪物は毎日お姫様をいじめたが、彼女はいつかきっと素敵な王子様が助けに来ると信じ、我慢した…》大人になった少女のミカヨ(涼川絢音)を殺し屋の元締めシズエ(ほたる)の息子タカシが突き上げる。しかし彼女は、平然とスケッチブックに絵を描き続けた。そして、絵本の顔に紫色のクレヨンを塗りたくると、その顔は物語の怪物になっていた…。一方テレビからは、ニュースレポーターの女が、『18年前、当時小学一年生の佐藤ミカヨさんが下校途中に忽然と姿を消し、未だに未解決の事件』だと語っていたのだが…。
タイトルとURLをコピーしました