女子校生特務捜査官 ナギ アンド サヤ
女子校生の青海渚は、学校では生徒会長を務め、頭脳明晰、スポーツも得意な文武両道娘。行動力もバツグンだが、メカ音痴がたまにキズ。渚の相棒、山吹沙弥華はおてんばで腕も立つ、渚とは正反対の性格だが、何故かウマが合い幼い頃から親友同士。素行不良娘的な面もあるがPCを始めハイテク機器に強く、ハッキングもお手の物。渚と沙弥華は過去に巻き込まれた事件で瀕死の刑事を助け、さらに犯人グループ逮捕に貢献したため、現役女子校生としては異例の特務捜査課のライセンスを与えられ、一般的な刑事事件で捜査がしにくい学生がらみの事件の捜査を担当していた。ある日、女子校生が他殺体で発見された。手にしていた携帯電話の通話記録やメールから事件の足取りを掴もうとした警察であったが、そのデータは、今世間を騒がせている個人情報から企業秘密までぶっこ抜く、恐るべきスパイウエアウイルスによって破壊されていた。その感染源は、女子校生の間で爆発的に流行している超DXデコメが原因ではないかと特務捜査課は睨む。しかし、特定のサイトなどから発信されているわけではなく、チェーンメールのように次々と個人間で広まっているので足取りが掴みにくい。特務課の先輩捜査官、森下亜弓は、渚と沙弥華に女子校生の交流関係から元のウイルスデコメの発信源となっている人物を探るように命令をくだす。事件の手がかりとなる人物との接触に成功する渚と沙弥華だったが、なんとその重要参考人は渚のいとこの幸太だった。足手まといの原因となりそうな幸太を交え、渚と沙弥華の危険な捜査が今始まった…。