後妻業の悪女
地方都市の旧家で資産家の大橋雄一郎(下元史朗)は妻に先立たれ、一人娘の美緒(西山真来)と娘婿の良夫(内山翔人)の三人で穏やかな暮らしをしていた。もともと教育者であった大橋は既に引退し、美緒と良夫は地元の高校で共に教師をしている教員一家であった。そんなある日、大橋の再婚話しが持ち上がる。聞けば20歳も年下の裕子(丸純子)という女性で、友人の宮坂(吉沢眞人)から紹介されたという。さらに驚いたのは既に妊娠までしているとのこと。突然の話に戸惑う美緒だが、妻に先立たれ寂しい余生を送っている父に対し強く反対はできなかった。間もなく同居の為引っ越してきた裕子は美緒の想像以上に若くて美しく、女の色気も十分に発していた。一抹の不安を感じながらも新たな暮らしを始める一家であったが、じつは裕子には離れて暮らしていた娘の彩(長瀬麻美)がおり、満足に育てられなかった後悔から同居したいと告げられるのだが…。